2017年ドラフトロッタリー結果から見えるダニー・エインジの手腕

ウォリアーズvsスパーズ第2戦のコートにカワイ・レナードの姿はなかった。

長期的視野で考えるポポビッチの哲学から言えば当然か。

でなければ20年連続プレーオフ出場の常勝チームは作れない。

 

おかげでワンサイドの糞ゲーム。

早々にブロウアウトゲームが確定して後半は観る気もしなかった。

こんな試合にWOWOWにゲストで呼ばれていた水泳の松田さんもかわいそうだ。

 

それでもSO!スポNBAというハーフタイムのコーナーは面白い。

この日はドラフトロッタリーが確定した日で、早速紹介されていた。

 

www.nba.co.jp

ドラフトロッタリー結果
1位 ボストン・セルティックス(ネッツから譲渡)
2位 ロサンゼルス・レイカーズ
3位 フィラデルフィア・76ers(キングスから譲渡)
4位 フェニックス・サンズ
5位 サクラメント・キングス(76ersから譲渡)
6位 オーランド・マジック
7位 ミネソタ・ティンバーウルブズ
8位 ニューヨーク・ニックス
9位 ダラス・マーベリックス
10位 サクラメント・キングスペリカンズから譲渡)
11位 シャーロット・ホーネッツ
12位 デトロイト・ピストンズ
13位 デンバー・ナゲッツ
14位 マイアミ・ヒート

 

なんとカンファレンス1位のセルティックスがドラフトロッタリーも1位。

なんてこったい。

これはロッタリー制度導入後、初の出来事らしい。

 

セルティックスのチーム作りとダニー・エインジGMの先見性

ダニー・エインジはすごい。

90年代NBAが好きな自分からするとフェニックス・サンズの一選手というイメージだが、若い頃はカレッジバスケのスター選手で、大学に通いながらMLBでプレーしていたという。

NBAではなくMLBで。

ただ最終的にバスケを選び、セルティックスはMLBブルージェイズからエインジの契約を買い取ったらしい。

とんでもない経歴だ。

 

NBAでも優れたシューターとして活躍し、引退後はサンズの指導者を経てセルティックGMに。

そして今ではGMとしても大活躍しているのだから本当にすごい。

 

2007-2008シーズンは、ポール・ピアース、レイ・アレン、ケビン・ガーネットというBIG3を形成してNBAファイナル制覇。

しかし、その後にポール・ピアースケビン・ガーネットらをネッツに放出し、代わりにドラフト1巡目指名権を3つ獲得する。

この時得たドラフト1位指名権により、今年のNO1ピックの権利を得た。

 

ポール・ピアースのつぶやき

 
俺の置き土産でセルティックスが1位指名権を取れた!

 

まだまだドラフト1位指名権を残しつつ、キャバリアーズを押さえてイースタン・カンファレンスを1位通過したのだから、今後のセルティックスからは目が離せない。

近々また黄金期を迎える気がする。ボストンの未来は明るい。