キャバリアーズとウォリアーズが強すぎてつまらないカンファレンス・ファイナル
プレーオフのカンファレンス・ファイナルと言えば毎年熱戦が繰り広げられ、
たとえ応援しているチームでなくても、手に汗握る試合になるもの。
でも、今年のカンファレンス・ファイナルはどうだろう。
ウォリアーズvsスパーズ 3-0
なんと、キャバリアーズとウォリアーズはプレーオフで一度も負けていない。
しかも、セルティックスはアイザイア・トーマス、スパーズはカワイ・レナードという
絶対的エースを怪我で欠いてしまい、もう勝てるイメージが湧かない。
キャブスvsセルティックスの第2戦は特にひどかった。
ケビン・ラブもカイリー・アービングも好調で、少しタフに見えるショットも簡単に沈める。
1Qから大差を付けられ、2Qでも差は更に広がった。
ハーフタイム突入時には41点差、3Q途中では50点もの大差が付いた。
この前半戦終了時の点差はプレーオフ史上最大のリードだったらしい。
そりゃそうだろな。でも1位vs2位の試合でそれが起きるとは。
こんな試合、後半は真剣に観る気もしなかった。
それでも最後まで「Let's go Celtics」の合唱をやめなかったボストンファンは素晴らしい。
チームを愛してるんだな。確かにもう今年はTDガーデンで試合を観れそうにないもんね。
西の決勝はさらに一方的
ウォリアーズvsスパーズに関しての話題はレナード離脱に尽きる。
レナードが左足首の怪我で離脱するまでは、スパーズが敵地でウォリアーズを圧倒しており、もしかしたらスパーズがシリーズを制するかもしれない、少なくとも第7戦までもつれそうなシリーズを期待できた。
それなのに、あのパチューリアのファウルのせいで全て台無しになった。
このままでは恐らくスパーズがスイープで負けるだろう。
ものすごくつまらないシリーズだ。
結果的にレナードに怪我をさせたパチューリアがMVPだ。
エースを潰されればチームの士気は落ちる。
そして、シリーズの盛り上がりを失くしたのもパチューリアだ。
ポポビッチはパチューリアを強烈に批判していたが、観ているファンとしても批判したくなる。
あのファウルがわざとではないとしてもだ。
ただ、それでもNBAファイナルは東西の両雄がもしかすると無敗のまま激突するのだから、素晴らしいファイナルになることを期待する。
ファイナルが3年連続で同カードになることは史上初らしいし、意地と意地がぶつかり合うはず。
心技体全てで円熟期を迎えているレブロン、
昨年のファイナルから自信を付けたカイリー、
相変わらず史上最高のシューターであり続けるカリー、
ファイナル制覇のために禁断の移籍をしたKD。
他にもラブ、JRがいて、トンプソン、グリーンがいる。
ベンチ層もお互い分厚い。
今年は史上初の快挙というのが多いNBA。
ファイナルでとんでもない記録が生まれても不思議ではない。